AIが描いた「未来の学校」

いつも大変お世話になっております。まなびまの石川です。

当教室も開校から4年を迎え、マインクラフトプログラミングを通じて200名以上の子供たちと関わらせて頂くことができました。

ここであらためて、子供たちが大人になるまでに「どのようなスキルを身につけておくべきか」を考えてまとめてみました。

お子様に何か有用なスキルを身につけさせてあげたいとお考えのお父さん、お母さん方の参考になりましたら幸いです!

身につけるべき5つのスキル

現代社会がますます複雑化し、グローバル化していく中で、将来の子供たちが成功するためには、以下のスキルを身に着けておくことが重要だと考えます。

  1. コミュニケーション能力
  2. 問題解決能力
  3. テクノロジーの活用能力
  4. リーダーシップ能力
  5. アクティブラーニング能力

それぞれ解説していきます。

1.コミュニケーション能力

コミュニケーション能力が大切であることは、本記事を読んでくださっている方でしたら共感して頂けるかと思います。

子供たちは、自己表現や他者との協力、交渉などを含めたコミュニケーションのスキルを磨くことがこれから何よりも重要視されます。

そもそもコミュニケーション能力とは、人々が相手と効果的に情報を交換し、意見を共有し、協力して問題を解決するために必要なスキルや能力のことを指します。

具体的には、以下のような能力が含まれます。

聴取能力

相手の話を注意深く聴き、理解する能力。

相手の話に耳を傾け、質問をすることで相手の意図やニーズを把握することができます。

表現能力

自分の意見やアイデアを明確に伝える能力。

表現力があることで、相手に自分の考えを伝えることができます。

論理的思考能力

論理的思考能力は、課題や問題に対して論理的に考え、筋道を立てて伝えることができる能力です。

筋道が通っていない話を聞かされると、聞いている側は何が言いたいのかを理解することができず、この人の話はよくわからない、となってしまいます。

ビジュアルコミュニケーション能力

ビジュアルコミュニケーション能力は、グラフィック、チャート、写真などを使って情報を伝える能力です。

具体的にはパワーポイントなどのプレゼン資料等を明確に、わかりやすく伝える為の補助手段として利用できる力です。

この能力に長けていると視覚的に伝えることができるようになるため、相手が理解しやすくなります。

エンパシー能力

相手の感情や立場を理解し、それに対して適切な反応をする能力です。

簡単に言えば「空気を読む力」ですね。

相手の立場に立って考えることで、相手との信頼関係を築くことができます。

2.問題解決能力

世の中はどんどん進化し、未来の子供たちはより複雑な問題に直面することが予想されます。

問題解決能力は、問題の分析、創造的な解決策の提案、実行計画の策定などのスキルです。

これが問題だとわかったら、その問題を引き起こしている原因は何なのか、それらを1つずつ解決するための具体的な策は何か、誰がそれを実行していつまでにやり遂げるか、それらを策定して実行するスキルです。

3.テクノロジーの活用能力

テクノロジーは、現代社会で重要な役割を果たすようになっています。

子供たちは、テクノロジーを活用して情報を収集し、処理し、共有するスキルを身に着ける必要があります。

この分野だけでも膨大な文字数になってしまいますので詳細は別の記事で書きたいと思いますが、例としてこの記事で使用しているこの画像↓

AIが描いた「未来の学校」
AIが描いた「未来の学校」

実はこの絵は「AIに10秒で描いてもらった画像」です。

この記事の画像を作成するにあたって、AIに「未来の学校の様子。フリーアドレスで、自由な空間でディスカッションや学びを進める様子で」イラストを描くようにお願いしました。

この指示文を考えるのに30秒、そして絵が実際に書き上がってくるのに10秒。

こういったAIなどの先端技術を使いこなす力が今後ますます、重要であることは間違いありません。

4.リーダーシップ能力

将来の子供たちは、リーダーシップ能力を持つことが求められる職場や社会で働くことが予想されます。

子供たちは、チームビルディング、他者を指導する方法、ビジョンの共有、説得力のあるコミュニケーションなどのスキルを身に着ける必要があります。

5.アクティブラーニング能力

アクティブラーニングとは、一方的に知識を与えられる従来の学校の勉強とは真逆の考え方です。

例えば学校の勉強では問題から回答まで、先生が用意することが一般であるのに対し、アクティブラーニングでは「問題点は何か?それをどのように解決するか?」を自分たちで見つけ出すことから始まります。

つまり自分で問題そのものを見つけ、解決策を自分自身で考えて実行する、ということです。

解決策を実行して、結果を評価し、改善を繰り返します。

このようなプロセスを通じて、自ら考え、自分で行動し、結果を見て学ぶということがアクティブラーニングです。

このプロセスは、実際の社会や企業で本当に必要とされている能力そのものではないでしょうか?

このアクティブラーニング能力は、残念ながら小学校や中学校ではほとんど教わることがありません。

つまり保護者側で積極的にアクティブラーニングができる環境を用意してあげる必要があるということです。

学力や学歴は不要か?

ここまで、学校の勉強、いわゆる学力や学歴については一切触れてきませんでした。

上記のようなスキルを身につけさえすれば、学力や学歴は一切不要であるか?を考えてみます。

結論としては「専門知識や技能を必要とする職業では、学歴や学力は重要である」と考えます。

会社や業界でのキャリアアップを図ろうとした時、学歴があるということは大変強みになります。

しかしながら、単に学力や学歴があるだけでは、将来の成功が保証されるわけではありません。

現代社会では特に、前述したような社会的スキルやコミュニケーション能力、問題解決能力などのソフトスキルが、単なる学力や学歴よりも重要視される傾向があります。

また、現代の経済環境では、労働市場が急速に変化しており、人々が職業を転換する必要性が高まっています。

このような状況では、学歴や学力だけでなく、学習能力や柔軟性、自己マネジメント能力などのスキルが重要になってきます。

したがって、将来の子供たちは、単に学歴や学力を追求するだけでなく、社会的スキルやソフトスキルを身に着け、学習能力や自己マネジメント能力を高めることが重要です。

これにより、自己成長やキャリアパスの選択肢を広げ、将来の成功につながる可能性が高まるでしょう。

マイクラなら学力以外全て学ぶことができる

最後にポジショントークのようになってしまいますが、ここまで考えた内容はマインクラフトという要素を一切抜きにしてまとめました。

しかし結果的に、マインクラフトを使ったカリキュラムを工夫することで、学力以外の全てのスキルを学ぶことができる、むしろ子供たちにとっては楽しみながら取り組むことができる、最強の題材であることをあらためて確信しました。

時代の変革スピードが驚異的になり、子供たちに対して親が何をしてあげられるのか、本当に悩む保護者の方も多いかと思います。

実際に、中学受験を考えているけど果たしてこの受験勉強は意味があるのか?もうわからなくなってきましたというご相談も頂きます。

正解がない問いかもしれませんが、保護者の皆様と共に、子供たちが明るく社会に出ていける為にできることは何かを考えていきたいとなと思います。

ご意見、ご質問等ございましたらぜひ、教室までご連絡ください!